チェックシートの全153項目について、何をどう見られ、どうすれば達成できるかを、ガイドライン本体・解説書(いずれも第2.3版)の内容を交えて解説します。
非公式の解説ページです(自工会・部工会とは関係ありません)自動車業界のサプライチェーン全体のセキュリティを底上げするために、日本自動車工業会(自工会)と日本自動車部品工業会(部工会)が作った業界共通の自己評価シートです。取引先は、各社の回答を見て対策状況を確認します。
対象はオフィスのIT環境(業務の基盤となるOA環境)です。工場の制御システムや車両そのもののセキュリティは対象外です。
チェックシートは1行が1項目です。左から右に「なぜ(目的)→ 何を(要求事項・達成条件)→ どこまで(達成基準)」と読み、右側で評価します。
達成基準は【規則】【対象】【頻度】などの見出しで区切られています。この見出しごとに、満たすべき条件を1つずつ確認します。
評価は自己申告ですが、取引先から根拠を求められることがあります。「文書があるだけ」では完了にならない点に注意してください。
24の分類は、「特定(守る対象を明確にする)」「防御(攻撃を防ぐ)」「検知(攻撃に気づく)」「対応・復旧(被害を抑えて元に戻す)」と、全体に共通する「共通(方針・体制・教育など)」の5つのグループに分かれます。分類をクリックすると、その分類の項目ガイドが開きます。
チェックシートでは、項目ごとに評価をプルダウンで選び、「評価の根拠記入欄」に状況を書きます。根拠欄に何を書くかは、チェックシートの見出しに指定されています。
ルール・実施・記録・見直しがそろっている。
書くこと:規程名、導入したシステム、策定・改定・導入の年
一部できている、または取り組み中。
書くこと:現状と、完了予定の時期
まだ取り組んでいない。
書くこと:今後の改善計画
自社にその対象がない。
書くこと:該当しないと判断した理由
| 項目 | 伝わりにくい書き方 | 伝わる書き方 |
|---|---|---|
| No.49 アクセス権の管理ルール | ルールを定めています。 | 情報セキュリティ関連規程 第29〜30条(2026年11月制定)で申請・承認制、最小権限、年1回の棚卸しを規定。ID・アクセス権台帳で管理。 |
| No.28 メールの教育 | 教育しています。 | 2026年11月に全社研修を実施(受講率95%、派遣社員を含む)。入社時は短縮版で説明。アンケート結果をもとに次回内容を見直し。 |
| No.85 サーバー設置場所の施錠 | 専用エリアがないため対応できず。 | サーバーを鍵付きラックに収納し施錠(2026年11月)。鍵管理者を指定し、貸出を台帳に記録。 |
| No.150 システム停止時の代替手段 | 次年度に検討。 | (対応中)取引先の連絡先は控え済み。2026年12月までにシステム停止時の業務継続手順を制定予定。 |